2006年10月20日

要素還元

ある実験によると、
上から物が落ちてくるシチュエーションで、
その下にいる人にどんな掛け声を掛けると危険を回避できるかというと、

「危ない!」

っていう言葉よりも

「逃げろ!」
とか
「しゃがんで!」

っていう具体的な行動を叫んだ方が回避率が高いんだそうです。


この場合の理由は、
「危ない!」だと、言われた方の脳の判断が、

危ないらしい → 何かが自分に迫ってる? → じゃぁ逃げなきゃ → 逃げる

というプロセスを辿るけど、
直接「逃げろ!」だと最後のプロセスだけだから早い、ということらしいです。


こういった緊急のときに限らず、
問題解決の際になにか具体的なことを示してあげるのは、有効な手段です。
特に音楽は抽象的なことを感覚で語りがちだからこそ、具体性を大切にした方がいいと思っています。

具体的なことを言おうとすると、ざっくりとした問題点を要素にばらして、関係ない要素を篩にかけて、どの要素が原因なのかを突き止めていく必要があります。
ちょうど、お医者さんが問診で原因を絞り込んでいく過程に似ています。

絞り込んだ要素の改善を試みて、上手くいけばハッピー、上手くいかなければ別の要素を探す。
いわゆる「要素還元主義」といいましょうか。
現在の(自然)科学の手法や理念を言い表した言葉です。
要素還元主義は、その弊害や限界が叫ばれて久しいです。
自分も、要素還元だけで万事上手く行く、とは考えていません。

しかし、何か問題の改善をしようと思ったときに、
原因を絞り込んでいくことができなければどうしようもありません。

改善、発展。
今より良い状態を求めようとしたときに、そのとっかかりで効果を発揮するのが、
「要素還元」「具体」だと思います。
posted by 704 at 23:26| Comment(0) | TrackBack(1) | 歌と人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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