2008年06月07日

拍単位の記譜

きょうはふと思いついたので、アレンジャーが楽譜を作るときの
プラスワンの思いやりについて書いてみます。

それは「タイを多く使ってでも、拍ごとで記譜する」。

音の変わり目が拍の頭とずれているとき、見た目のすっきりさを優先させて付点音符や長めの音符を書いてくる人がいます。
しかし自分は、拍をまたぐ音のときは拍に収まる長さの音符同士に分割して、タイでつないであげたほうがいいと思います。

そうすると見た目は音符の数が増えるのでちょっとややこしくなりますが、
拍が切れるところで必ず符げたも切れるのです。
その分タイが渡してあって、
拍との関係で横の動きを把握することができ、
これはテンポがつんのめったりすることを防ぐ効果があると思うのです。

もちろん慣れや癖、好みにもよると思うのですが、
拍単位の記譜、実践してみませんか?



posted by 704

2007年12月12日

4声アレンジは難しいんだよ

人数(パート数)の少ない音楽を作るのと、多い音楽を作るのとを比べると、

多い音楽を作る方が大変そうだと感覚的には思ってしまいます。

しかしアカペラで4声と5声を作るのを比べたら、

俄然4声の方が大変です。

それは4声の場合、リードボーカルとベースを抜けば

実質コーラスは2枚しかないことになるからです。




2枚というのは結構厄介で、

声質と声量と音程の安定した2人で担当しないと、結構ぐらついて聴こえます。

本来なら最低3音で和音が確定するはずのものを2人でやるのは、

例えるなら画鋲4本で貼るべきポスターを2本で貼り付けているようなものです。



でもバンドの構成上、4声のアレンジを作らないといけない。

そういうとき、どういうところに注意したらいいのでしょうか。




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2007年07月20日

アレンジする曲の選び方A

良いアレンジャーになるためには、選曲もウデのうち!
アレンジする曲の選び方@はこちら


今日は、「避けた方がいい曲」について考えてみます。



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2007年07月19日

アレンジする曲の選び方@

アレンジをする直接の理由はたいていの場合、
「この曲いい!アカペラでやってみたい!」
という想いだと思います。

ところがどんな曲でもアカペラに向いているかというとそうではないということを、
アレンジに取り組んだ事のある人ならきっと理解していただけると思います。

いい曲で、しかもアカペラで映えそうな曲を選んだ上でアレンジできればしめたもの。

今日は、どういう曲を選ぶといいか、
ポイントを考えてみたいと思います。



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2007年05月10日

良いアレンジは良い演奏を引き出します

自分は今までいくつかバンドを組んできましたが、
どのバンドも曲によって完成度が違ったな〜と思います。

その要因の1つがアレンジの手腕だと考えられましてね。
どうも、出来のいい曲はアレンジもまとまってるし、
出来の良くない曲はアレンジにも不備がある。
自分自身がアレンジした曲たちも、
かなりきれいに成功曲と失敗曲に分かれます。




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2007年05月05日

アレンジで叩かれるのも、またよし

市販の楽譜ってね、実際歌うと消化不良になるアレンジ多いですよね。

よくありがちなのが、
原曲で目立ってたソロっぽいものを無理やり生かしたがために、
コーラスの枚数を欠いてしまって、聴き栄えが悪くなる、というパターン。

こういうのを見るにつけ、「あ〜アカペラ編曲に慣れてない人が作ったな〜」ってばれてしまうのですね。

それで、気に入らない部分を書き直したりしてね。
よくやりますよね。





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2006年12月21日

「復活の呪文」でアレンジ・ブルーを未然に防ぐ

以前、「アレンジは思いついたらすぐ形にしてしまった方がいいよ〜」ということを書きました。
思い立ったが吉日という記事)


確かにアレンジは早くやってしまった方がいいのですが、
どうしてもそうは言ってられない事情を抱えていることは、皆同じかと思います。

そして着手してから時間が経てば経つほど、
最初の熱意や思いついたフレーズは頭から蒸発していくし、
代わりにヘンな義務感が生まれてきて、楽譜に向かうのが憂鬱になってくることもある。
マリッジ・ブルーになぞらえてアレンジ・ブルーとでも名づけましょうか。

自分もしばしばアレンジ・ブルーを患って、「作りかけ」をたくさん残してきました。

もうすでに間が空いてしまっているときには使えないのですが、
着手前に打てる手はあります。
今日はそれを記事にしましょう。


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2006年11月07日

寝かせる

「夜に手紙を書くな」とはよく言われるようです。
夜に筆を執ると、興奮してきて自分に酔ってしまい、
思いもしなかったことまでしたためてしまうそうです。

そして、翌日になって読み返すと、恥ずかしくて赤面してしまうとか。



手紙に限らず、静かな夜は創作活動がよく捗ります。
アレンジも、夜を使ってやる人、多いんじゃないでしょうか?

捗るのはいいことなんですよ。
作り始めたら完成させてナンボですから。

でも、自覚を越えたところで自分に酔ってる可能性があります。

急ぎでなければ、
一日でも、一週間でも、
寝かせてから聴き返してみましょう。

それで恥ずかしいとか意味不明なところがなければ、
「じょうでき」です。



今日の一言:
アカペラ叢書の執筆も夜なので、本当はあまりいいことではない。

2006年10月16日

避難所パート

耳コピやアレンジをするときに、
今じゃ多分パソコンの音楽作成ソフトで記譜するのが主流だと思うんですが、
「避難所パート」を一つ余分に作っておくと便利です。

このパートには、
「確かにこんなフレーズが聴こえるんだけど、誰のパートなのかわからない」
「こういうフレーズを是非使いたいんだけど、誰に振るべきか迷う」
っていうときに、一時的にフレーズを避難させてあげるのです。

記譜されてるから再生時にちゃんと音が出ますし、
本来のパートが全て確定したら避難所パートごと削除すればいいので楽です。



今日の一言:
日常でも「予備」とか「あそび」を用意しておくのは重要なことです。

2006年09月29日

原曲の活かし方、壊し方

アレンジにあたって曲をよく聴きこむと、原曲の面影の残るアレンジになります。

原曲をよく知らないでアレンジすると、新しいテイストに仕上がります。



つまり、

原曲の良さを活かしたいなら、原曲を聴きこむこと。

雰囲気をガラッと変えてしまいたいなら、原曲を聴きこまないことです。

2006年09月23日

軽量コーラスがいい!

よりハモりを楽しめるだろうと思って、
ロングトーンの「woo」とか「ah」とかをベタ塗りするアレンジを、自分もかつて作ってました。

でもこういう高気密なアレンジは、
歌う方からすれば、かなり息苦しくて疲れる。
息苦しいと、音がぐらついたりブレス明けの入りが遅れたりしがちです。

なので、「ちょっと自分のアレンジは高気密だなー」と思う人は、
今度は意図的に音を抜いてみるといいと思います。

コーラスにスキマを作るのはちょっと怖いことでもあるんですが、
スキマやショートトーンを上手く使うと、
仕上がりがこざっぱりしてかっこいいし、歌う側も省エネになっていいんです。

是非、お試しあれ。

2006年02月21日

ベースは活きてますか?

アレンジを始めた、という人たちのアレンジを聴いてると、
ベースの作り方がネックになってることが多いようです。

そこで、今日はベースパートのアレンジの仕方、
その骨格の骨格をご紹介!


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posted by 704 at 22:03| 宮城 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | コードネーム・アレンジ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月12日

4声と5声、コーラスは何が違う?

今日のはカテゴリーをコーラスに持っていってもよかったんだと思いますが、
書いてたら視点がアレンジャーに寄ってたのでこっちにしときます。


そんなわけで、たった一人違うだけで聴こえ方が全く変わってくる4声と5声。
違いをまとめてみようと思います。

・4声(リードVo+B+コーラス2)
    コーラス2枚ではガッチリ感が出せない。コードネームが確定できない。
    コードを確定させるため、小節内で音を動かしたりする。
    リードと字ハモすれば、コーラスが見かけ3枚。これで安定する。
    複雑なコードネームを多用する曲はやりにくい。
    逆に、コードが簡単でライトな曲は雰囲気を出しやすい(ドゥーワップ系)。
    リード落ちのとき、ベースの担う役割大(リズム+コードネームの確定)

・5声(リードVo+B+コーラス3)
    ガッチリ感。3音あればコードが完成することとも関係ありか。
    厚みを出せる&小節内で音を動かさなくてもコードが分かる。
    ↑故に、重厚なバラードにも向く。
    リードを巻き込んで字ハモすれば、複雑コードのジャズ系にも対応できる。
    簡単コード系の曲で4人字ハモをしようとすると、1人音が余ってしまう。
    ボイパがいる場合、ベースはかなり好き勝手に遊べるかも?


カテゴリはアレンジの方に入れときましたけど、
アレンジしない人でも、この要点を押さえておくと利きますよ。



「アカペラ」ってジャンル作ってくれへんかな →

2005年10月31日

コード脳強化月間、まとめ

1ヶ月こんな企画に付き合ってくださって、ありがとうございました。
そのうち、今度はコード進行などを題材に特集を練ってみたいと思います。

コードの成り立ちとか意味合いについてまでは、語るには時間がなさすぎました。
なので、わりと表面だけをご紹介した感じです。

とりあえず最後に、今月取り上げたコードのうちdimとaug以外について、
構成音の早見表を作ってみました。
こうやって並べて比べると分かりやすいと思いましたので。


Cをルート(根音)にしたコードネーム達↓

c-chord.GIF






来月からは通常記事になります。→

2005年10月30日

落ち穂拾い的なコードネーム Bマイナーメジャーセブンス

ここのところ落ち穂を拾いまくりです。
コード脳強化「月間」と言った以上、今月までに終わらせないといかんかな、
みたいな焦りもありますとも、ええ。

で、今日は再び4人で作るコードです。


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posted by 704 at 12:50| 宮城 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | コードネーム・アレンジ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月29日

落ち穂拾い的なコードネーム Aオーグメント

今日は3人でできるコードです。


低い人から順に、
C → E → G♯ を積み上げていってください。

このコードは、Cオーグメントといいます。表記はCaug。


鍵盤を見るとわかるんですが、
この3音は等間隔に並んでいます。
つまり1オクターブの12音を、
4音毎に3つ拾っていったコードなんですね。

ということは、ディミニッシュのときと同じようなことが起こるわけで、
一番下にいたCをオクターブ上に持っていくと、
E,G♯,C でEaugというコードネームになります。
構成音は一緒なのに。

よって、オーグメントは構成音で分類すると4つです。



オーグメントを使う局面って・・・、あんまりないですなぁ。
あぁ、あそこだ。
槙原敬之の「どんなときも。」のサビに入る直前。あれです。





なぜかランキングサイトを替えてたりして→
posted by 704 at 22:02| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コードネーム・アレンジ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月27日

落ち穂拾い的なコードネーム @ディミニッシュ

まぁ落ち穂拾いならやんなくてもいいんですけどね。
今日からは、ちょっと変則的に組み立てるコードを紹介してみます。


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posted by 704 at 21:38| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | コードネーム・アレンジ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月26日

4人ハモリで覚えるコードネーム Dマイナーアッドナインス

今日はちょっと難しいです。
ただ順序的に、アッドナインスの次にはコイツを持ってこないと具合が悪いので。



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posted by 704 at 21:47| 宮城 | Comment(0) | TrackBack(0) | コードネーム・アレンジ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月25日

4人ハモリで覚えるコードネーム Cアッドナインス

4人集まったら、3人でC△を作ります。
作り方は、こちら

C△ができたら、最後の1人がCの人とEの人の間のDに入ってください。
狭いです。慎重に。
そしてできれば、ボリュームはやや小さめに。

Dの人が入った瞬間、普通のメジャーコードとはまた一味違った響きになると思います。
ちょっと張り詰めたような、それでいてメジャーコードをまろやかにしたような・・・。
これがアッドナインスというコードです。
C,D,E,Gでできているアッドナインスコードは、記号で書くときはCadd9と書きます。

同様に、F,A,CでF△を作っているところにGで入ってみたり、G,B,DでG△を作っているところにAで入ってみたりしてください。


アッドナインスは、コードの持つ雰囲気や意味合いがメジャーコードと近いために、
4人ハモりの時にメジャーコードの変化球としてよく使われます。
posted by 704 at 21:28| 宮城 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コードネーム・アレンジ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月21日

4人ハモリで覚えるコードネーム Bメジャーセブンス

4人集まったら、3人でC△を作ります。
C△ができたら、最後の1人がGの上のBに入ってください。

Bの人が入った瞬間、なんだかメジャーとは一味違うおもしろい響きになると思います。
幻想的というか、もやのかかったというか。
これがメジャーセブンスというコードです。
C,E,G,Bでできているメジャーセブンスコードは、記号で書くときはCM7と書きます。

同様に、F,A,CでF△を作っている上にEで入ってみたり、A♭,C,E♭でA♭△を作っているところにGで入ってみたりしてください。


メジャーセブンスは、わりかし出てきます。
そして、隣り合う音同士はハモる音ばかりでできているくせに、
ルートと7thだけ取り出すとハモらない組み合わせになってます。
でも7thがちゃんと正しいところに入れば、
4人ではこの上なく美しく鳴らせるコードです。
posted by 704 at 23:31| 宮城 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | コードネーム・アレンジ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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